Lifestyle特集

辛いのは患者さん本人……だけじゃない! そう、家族は第二の患者さん

ライターの上原亜希子です。唐突ですが、「あなたの旦那様の病名はがんです」と医師から告げられたら? 結婚16年目で超ラブラブな時期なんて遠い昔のこと……という私でさえさすがに動揺し、目の前が真っ暗になってしまいそうな気がします。現在発売中の5月号「私たちのCHALLENGE Dailytechnews」のテーマは「夫に“もしも”のことが起きたとき、あなたならどうする?」です。

夫婦として円熟期に突入してきた私達とは違い、人生のまさに幸せの絶頂期である入籍日前日に、婚約者から大腸がんになってしまったと告白をされた青鹿ユウさんに今回はお話を伺いました。

実はご職業が漫画家という青鹿さん。がんになった婚約者(現在は夫)を看病した経験から感じた不安などをまとめ、昨年いざというときに役立つお役立ち解決策マニュアル『今日から第二の患者さん』という本を上梓されました。がん患者の家族は看病の不安やストレスで悩まされ、その心の負担は患者と同じかそれ以上と言われているのをご存知ですか? 家族も患者同様にケアされるべき二番目の患者なのです。

本の中では夫婦2人が日々治療方法に悩んだり、面倒な手続きにあたふたしたり、薬をきちんと飲まない旦那様にイライラしたり、怒ってみたり、そして自身の仕事について悩んだり、親切心から言ってくれた友人の言葉に傷ついたり。病気と向き合いながら、悩んだり喧嘩しながらも、ひとつひとつ2人で乗り越えていく様子がリアルに描かれています。また青鹿さんが描くお2人そっくりのキャラクターが愛らしい! 実際に2人にお会いしたとき本当にそっくりだったので、すでに漫画を読んでいた私は初めて会った気がしませんでした(笑)。

術後5年が経過し、医師から「寛解しました」というお墨付きをいただいた旦那様でしたが、がんに罹って寛解した人のその後を描いた本が少なく、その先のことは不安だったそう。しかし昨年、青鹿さんの家族に可愛らしい女の子の家族が増えたことにより、喜びが不安を消していってくれたといいます。「次はがん患者のその後なんていう本も描いてみたい」と仰る青鹿さん。大切な人が周りにいる限り、誰でも“第二の患者さん”になり得る。それは「いつか」でも「明日」でもない「今日から」の可能性もあるのです。医学の進歩によりがんが必ずしも死と直結しなくなり、闘病生活をしながら生活をしていくというケースが増えています。だからこそがんという“非日常”を“日常”として上手に付き合っていけたらと思います。この本が私にそんなことを教えてくれました。

上原亜希子
FROM上原亜希子 ライター歴6年目。思春期真っ只中の中学生の娘と都内で家族三人暮らし。20代後半にパリへ留学。結婚を機にアメリカへ拠点を移し、フランス・アメリカの美味しい食べ物、美しい女性・男性を見て国際感覚を養う(笑)。現在誌面では「チャレンジDailytechnews」担当。取材先での“人”との出会いを楽しんでいます。
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