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11月文楽公演を鑑賞して

先日、文楽公演に出かけてきました。

今年の3月に文楽イベントに出かけて以来、すっかりハマっています。

まだまだ初心者ですが、観れば観るほど楽しくて^^

今回、鑑賞した演目はこちら。

「女殺油地獄」おんなころしあぶらのじごく~徳庵堤の段、河内屋内の段、豊島屋油店の段

もう、字ヅラがすごいですよね。

この漢字五文字。

女殺油地獄」…

声に出して読んでもすごいですけど…。

近松門左衛門の作品であるこの「女殺油地獄」は、どうしようもない、ろくでなしのダメダメ男の話。

この作品、1721年に初演されてから、あまりにも残忍で不条理だからか、
まったくヒットせず、なんとその後はお蔵入りとなり、
文楽では230年以上の時を経て、昭和に入ってから復活したのだとか。

金を手に入れる為なら、
なんの落ち度もない近所の世話焼き奥さん・お吉を殺してしまう、ろくでなし男の河内屋与兵衛。

タイトルにあるとおり、油屋の女房のお吉が店内で与兵衛に襲われ、
二人とも油にまみれながらの凄惨な殺人現場になっていくのが、最大の見せ場です。

吉田和生さんの遣うお吉、

桐竹勘十郎さんの遣う与兵衛。

お吉と与兵衛が、争ううちに店の油が倒れ、
油にまみれて二人が舞台の右から左へとつるつると滑りまくる図は狂気の沙汰、まさに地獄絵図のよう。

そして、どうやって滑っているのだろうかと感心してしまう、人形の見事な滑りっぷり。

主遣い、左遣い、足遣い、とそれぞれの息がぴったり合っていないと見事な滑りっぷりになれないでしょうから、
大変だなぁと思うと同時に、すごい技だなぁとつくづく感心です。

それにしても、人形が演じているとはいえ(いや、人形だからこそなのでしょうか?)凄惨な場面でした。

もう一つの演目はこちら。

「ひばり山姫捨松」(ひばりやまひめすてのまつ)~中将姫雪責の段

継母の策略によって、中将姫が雪の中で割竹で打たれるという酷い拷問を受ける段。

(想像するだけでも寒そうで痛そうですよね(>_<))

ひたすら責められる中将姫が可哀想な一方、雪がハラハラハラハラ…と舞い散る舞台は、とても美しくて…。

姫の可憐さ・清廉さ、そして真逆な継母のえげつなさが際立っていました。

舞い散る真っ白な雪、というのが、人間(これは人形ですけど)の性根というのか、
清いものはより清く、どす黒い部分はよりどす黒くあぶり出す、という、舞台上で最高の働きをしているようでした。

さぁ、次は来年1月の初春文楽公演です^^

今から楽しみです!

国立文楽劇場のホームページはこちらをクリック→

安井ミカ
FROM安井ミカ 日々の暮らしのなかで、発見したり、ひょっこり出会えた美しいと感じたもの、大切にしたいと思うものやこと、ご紹介していきたいと思います。娘二人、息子一人の母。関西在住です。
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